6カ年特進コース 教員・卒業生インタビュー3カ年独立コース 教員・卒業生インタビュー

Pick up Interview

教員インタビュー

小島 瞳先生

数学科教諭

大阪府生まれ。本学園に着任後、3ヵ年独立コースの担任を歴任してきた。現在はバレーボール部の顧問もつとめている

目指すものが一つ、という一体感。

――教師を志したきっかけは何ですか?

「学生時代から、学校が好きでした。先生と仲が良くて、友達同士で勉強を教えあったりすることも楽しかったので、大学でも自然と教職の道を選びました」

――やりがいを感じるのはどんな時ですか。

「私も個人指導をすることがありますが、早朝の始業前に毎日コツコツ勉強している生徒たちが成績を伸ばし、自信をつけていくのをみると、やはり嬉しいです」

――始業前に勉強しに来るのは、どんな生徒ですか?

「たとえば数学が苦手だけどすごく頑張り屋さんで、授業でも毎回質問してくるような生徒です。そういう生徒に声をかけていく中で、それを見て一緒にやりたいとついてくる生徒たちもいます」

――3ヵ年独立コースの強みは何ですか。

「公立高校と同じ3年というスパンの中で、普通なら塾でやる内容まで教えてもらえます。また、高い目標を持つ生徒が多く、皆目指すものは一つという環境です。塾に行けばもちろん一緒ですけど、それを一日中味わえるのが本校の良さだと思います。そこに学校としての教育的要素が加わりますから、充実した一体感を味わえるのではないでしょうか」

リハーサルの時点で泣きそうに。

――その一体感を醸成するような学校行事も豊富で、とても充実していますね。

「そうですね。生徒たちがみんなで模索し、一つのものを作り上げていく過程を見るのはとても嬉しいものです。成績は上位だけど運動は苦手、逆に成績は発展途上だけど運動は大の得意というような生徒たちが、文化祭で手取り足取り教えあってオリジナルのダンスを完成させた時など、つい感動して、リハーサルの時点から泣きそうになったこともあります。保護者の方は、普段は成績など数字の面しか見えにくいものですので、学内の行事でこんな風に頑張っていました、という話をさせていただくと、『そんな一面もあるんですね』と喜んでくださる。それも教員を務めるうえで嬉しいことの一つです」

――どんな生徒に入学してほしいですか?

「色んな性格の人を受け入れられる生徒が来てくれればいいな、と思っています。多様なキャラクターの友達がいる中で臨機応変に対応できる。そんな生徒ほど、この先社会に出てからも楽しく人生が送れると思うんです」

卒業生インタビュー

福光 璃久さん

3カ年独立コース卒業 灘高等学校 入学

箕面市立豊川南小学校卒業

履正社に通って入ったスイッチ。

――五月現在、コロナウイルスの感染拡大の影響で、進学先の高校に登校できない状況だと思います。この間、どんな日々を過ごしていますか?

「高校では割と自主性に任せられているので、今はどんどん自分で勉強を進めています。自分のペースで学業を進められる点は、在宅の良い面かなと思っています」

――灘高校に合格した秘訣を、ぜひ教えてください。

「個人的には、宿題や課題をこなすだけの受動的な勉強ではなく、自分から進んで行う能動的な勉強に切り替えられたことが一番だと思います。履正社に通ってスイッチが入り、そういう習慣がついたことで成績は上がりましたし、自分のやるべきことが明確になっていったと思います」

――履正社の3ヵ年独立コースでの学校生活を振り返ると、どんなことが思い出されますか。

「やっぱり周りの仲間の存在が大きかったなと思います。同じ目標や趣味を持っている友だちが多かったので、毎日教室に行くのが楽しみでしたし、放課後に一緒に遊んだり、休日にはたまに公園でスポーツをしたり、色んな活動を通じて仲を深めることができました」

100点満点の中学3年間。

――印象に残っている学校行事などはありますか?

「体育祭でみんなが一体になって盛り上がるのは新鮮でしたし、夏の高校野球の決勝戦で、甲子園のアルプススタンドで声援とかけ声を送ったことは、なかなか体験できないことだったと思います。全力をふりしぼったから、あの日は帰りの阪神電車の中で放心状態でした」

――そんな中学3年間に点数をつけるとすれば、何点ですか。

「100点です。そんなに苦労しなかったですし、楽しい3年間でした。それも能動的に勉強を進めていく習慣がついたからだと思います」

――後輩にメッセージをお願いします。

「充実した時間を過ごせるかどうか、すべては自分次第だと思います」

――高校ではどんなことをしたいと思っていますか。

「数学オリンピックや物理オリンピックのような学術的な大会に出たいです。そこで何か賞をとれたりすれば嬉しいです」